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講師の声は聞こえる。でも、何と答えればいいか分からない。もう一度聞いても同じところで止まってしまう。
「もう一度お願いします」と頼んでも、まだ分からない。そんなときは、頼み方を変えてみてください。音がつかめないのか、意味が分からないのか。それとも、通信が途切れているのか。困っている場所が違えば、講師にお願いしたいことも違います。
まずは「もう一度お願いします」。それでも分からなければ、同じ文を何度も聞くより、ゆっくり話してもらう・別の言葉で説明してもらう・チャットに書いてもらうのどれかを選びましょう。
Could you say that again, please?
もう一度言ってもらえますか?
以下の会話は、使い方を示すための学習例です。
声は聞こえるのに、言葉を拾えないとき
一度聞き逃しただけなら、もう一度で分かることもあります。でも、速くて追いつけないなら、同じ速さで繰り返されても難しい。そんなときは「ゆっくり」を足して頼みます。
Could you speak a little more slowly, please?
もう少しゆっくり話してもらえますか?
全部の説明をやり直してもらう必要はありません。止まった箇所が分かるなら、その部分を示します。
British Councilの初級向け教材でも、聞き直す、ゆっくり繰り返してもらう、自分の理解を確かめる流れを扱っています。長い表現をいくつも覚える前に、まずは一つ。言いたいときに口から出せるようにしておきましょう。
出典:British Council「Checking understanding」
長い説明なら、一文ずつにしてもらう
Could you explain it one sentence at a time?
一文ずつ説明してもらえますか?
ゆっくりになっても、知らない単語が多い文は分からないままです。その場合は速度のお願いを重ねず、次の「意味を確かめる」に進みます。
単語は聞こえるが、意味が分からないとき
音は聞こえている。でも、その単語を知らない。それなら「もう一度」ではなく、意味を聞く番です。
Could you explain that using simpler words?
もっと簡単な言葉で説明してもらえますか?
例えば講師が commute と言ったところで止まったなら、話全体ではなく、その単語だけを質問できます。
What does “commute” mean?
「commute」はどういう意味ですか?
この例では「通勤する・通学する」に関わる動詞です。実際の意味は、使われている文と合わせて確かめます。
参考:DMM英会話「シチュエーション別・聞き返しの英語表現」
音だけでは難しいなら、チャットへ切り替える
Could you write the key word in the chat?
大事な単語をチャットに書いてもらえますか?
音だけでは分からないなら、いったん文字で見せてもらいましょう。単語を見ても分からなければ、意味や短い使用例を聞けば大丈夫です。
ネイティブキャンプの公式記事でも、講師に表現をチャットへ書いてもらい、後から見返す使い方を紹介しています。発言が全部、自動で残るという意味ではありません。分からなかった箇所を、こちらからお願いして書いてもらいます。
出典:ネイティブキャンプ公式「オンライン英会話のチャットを、そのまま復習ノートにする方法」
スマホで受講する場合は、教材を見ながらチャットを開けるかも確認しておきましょう。ボタンの位置や履歴の見返し方は、利用するサービス・アプリの版によって異なります。
次回に使う「聞き返しメモ」を見る声が途切れるときは、英語力と切り分ける
文の途中だけ音が飛ぶ、映像も止まる、声が極端に小さい。そのときに「もっと簡単な英語で」と頼んでも、音声の問題は伝わりません。まず、今起きていることを言います。
Your voice keeps cutting out.
声が何度も途切れています。
I can’t hear you clearly.
声がはっきり聞こえません。
相手の回線が原因とは限らないので、「あなたの接続が悪い」と決めつけなくて大丈夫です。こちらの音量、イヤホンの接続先、利用中サービスの案内を確認します。
レッスンを閉じる操作で扱いが変わる場合もあります。再入室や接続の確認は、そのサービスのサポート手順に沿って行いましょう。
全部を聞き直さず、一部分だけ確かめる
聞き返せたあと、どう返すか。ここでは返事までつなげて見てみましょう。講師の答えは一例です。
I usually work from home on Thursdays.
普段は木曜日に在宅で働いています。
Sorry, which day did you say?
すみません、何曜日と言いましたか?
Thursday.
木曜日です。
Thursday. Got it, thank you.
木曜日ですね。分かりました、ありがとうございます。
聞こえなかったのが曜日なら、仕事の話を最初から繰り返してもらわずに済みます。反対に、文全体が分からなければ、無理に聞き取れたふりをせず、最初の一言に戻って構いません。
Please read the question, then tell me your answer.
質問を読んでから、答えを教えてください。
Should I read the question aloud first?
最初に質問を声に出して読めばいいですか?
Yes. Read it aloud, then answer it.
はい。声に出して読んでから、答えてください。
Okay, I’ll read it first.
分かりました。まず読みます。
「まず読めばいいですか?」と、自分がすることを確かめています。レアジョブの公式記事でも、聞き取れなかった一部を聞き直したり、理解した内容を質問にして確かめたりする方法を紹介しています。
分かっていないまま「Yes」で終わらせない
返事が出ないときも、理由は一つではありません。質問の意味が分からないのか、意味は分かるけれど答えが浮かばないのか。ここを分けると、何を頼めばいいか見えてきます。
- 音や説明が分からない:もう一度・別の言葉・文字で確認する
- 質問は分かるが答えが浮かばない:考える時間がほしいと伝える
- 質問は分かるが知識がない:知らないと答える
同じ「分からない」でも、講師に助けてもらいたい部分は違います。
次のレッスンに残すのは、止まった一箇所
次のレッスンまでに、全部覚えなくても大丈夫。まずは、また迷いそうな場面を一つ選んで、次の3行だけ手元に残してみてください。
- 1. どこで止まった?
- 仕事の話の中の「commute」が分からなかった
- 2. 次は何と言う?
- What does “commute” mean?
- 3. 確かめた後は?
- 自分が使いたい一文を作り、意味が合うか講師に聞く
中身は、自分のレッスンで起きたことに置き換えてください。「全部ダメだった」だと、次に何をするか決めにくい。でも「commuteで止まった」なら、次に聞くことを一つ決められます。
受講前には、選んだ一言を一度声に出し、手元ですぐ見られる場所に置いてください。レッスン後は、頼み方が伝わったか、まだ何が不明かを書き足します。
僕は以前、NativeCampの無料体験を3レッスンでやめました。
「自分には向いていない」で終わらせる前に、どこで止まったのかを分けてみる。今回まとめたのは、そのための準備です。この聞き返し方で継続できた、という体験談ではありません。
サービスを変える前に、今の受講環境を確認する
一度聞き取れなかったからといって、すぐに乗り換えなくてもいいと思います。今のレッスンで、次のことは頼めそうでしょうか。
- 説明の速度や教材の難しさを調整できるか
- 分からない単語をチャットに残してもらえるか
- 困ったときの接続確認や学習相談の窓口があるか
教材の進め方が決まっているレッスンでは、自由な言い換えやチャットの依頼に応じられない場合もあります。希望と教材の進行が合わないときは、対応できるレッスンをサポートへ確認してください。
これから受講先を選ぶ人も、見るのは「聞き取れるようになる」という宣伝だけではありません。自分が止まったとき、何を頼めるか。体験を申し込む前には、料金、自動更新、終了手続きも確認しておきましょう。
レッスン冒頭の自己紹介が負担なら、自己紹介を短くする例文と省略の頼み方も別にまとめています。
次の1回で使う一言を決めるこの記事内のメモへ移動します。申込みや外部送信は行いません。
よくある疑問
何回も聞き返したら、失礼ですか?
聞き返す回数だけで一律には決まりません。分かっていない箇所と、どうしてほしいかを丁寧に伝えましょう。同じ文で止まるなら、別の説明や文字に切り替える相談ができます。
「Sorry?」だけでもいいですか?
短く聞き返す表現として使えます。ただ、何をしてほしいかまで伝えるなら「Could you say that again, please?」の方が具体的です。相手が言い直しても分からない場合は、速さ・意味・通信のどこで困っているかを補います。
チャットに書いてもらったら、学習にならないですか?
文字を見て意味を確かめることと、音だけで理解する練習は分けて考えられます。まずその会話を理解する助けに使い、後で文字と音を確認する方法があります。試験や特定教材では、その回のルールに従ってください。
サービスを変えれば聞き取れるようになりますか?
サービス変更だけで解決するとは限りません。教材の難しさ、講師への頼み方、機器や通信などを切り分けてから、必要なサポートのある受講環境を比較してください。
次のレッスンで一つだけ変えるなら、「分からない」を具体的に伝えること。もう一度、ゆっくり、別の言葉、チャット。今ほしい助けを一つ選んでみてください。
出典確認:2026年10月11日。会話・メモは本記事用の学習例です。本人の経験は公開記事で確認した範囲に限定。原稿・オリジナルイラスト制作にAIを補助使用しています。
