ブラック企業を辞めたいけど辞められない人へ|退職までにやるべき7つのこと

更新日:2026年8月26日 | 読了時間:約9分

「会社を辞めたい。でも、辞めた後のことを考えると動けない」

ブラック企業で働いていた頃の私も、何度もそう考えていました。

最初に就職した会社で、恩人の紹介だったこともあり「3年は耐えよう」と自分で決めました。帰宅は23時〜24時近く、残業代は0円。それでも、すぐに辞めることはできませんでした。

次の仕事への不安、収入がなくなる怖さ、社長に退職を伝える怖さ。「辞めない理由」は、探せばいくらでも出てきます。

今振り返って一番危険だったと思うのは、「辞めたい」と思いながら何もしない状態に慣れてしまったことです。

この記事では、実際にブラック企業を3年間働いて辞めた経験から、ブラック企業を辞めたいのに動けない人が、何から始めればいいのかを順番に整理します。

この記事でわかること

  • ブラック企業を辞めたいのに辞められない理由
  • 退職に向けて今日からできる7つのこと
  • 辞めた後の転職が不安なときの考え方

ブラック企業を辞めたいと思うのはおかしくない

「自分が弱いだけではないか」「社会人ならこれくらい耐えるべきではないか」と考えてしまう人もいると思います。

しかし、長時間労働やサービス残業、ハラスメントなど、働く環境そのものに問題があるケースはあります。大切なのは「ブラック企業」という言葉に当てはまるかどうかだけではなく、今の環境をこの先も続けられるのかを冷静に見ることです。

私も「社会人ならこれくらい普通」と思っていた

当時は帰宅が23時〜24時近くになることも珍しくなく、残業代は0円。それでも「社会人ならこれくらい普通なのかもしれない」と思っていました。

今思えば、感覚がかなり麻痺していたと思います。睡眠不足の状態で運転し、事故を起こして死にかけたこともあります。

それでも翌日になれば、またいつものように仕事へ向かっていました。

ブラック企業で本当に怖いのは、つらい環境そのものだけではありません。異常な状態に長くいることで、それを「普通」だと思い始めてしまうことです。

私がどんな環境で3年間働き、最後にどうやって退職したのかは、「ブラック企業を辞めたい人へ|3年耐えた経験から伝えたいこと」で詳しく書いています。

ブラック企業を辞めたいのに辞められない5つの理由

辞めたいのに動けないのは、意志が弱いからではありません。私自身、「3年は耐える」と決めたことや、紹介してくれた人への申し訳なさ、辞めた後への不安を理由にして、何度も自分を会社に引き戻していました。

1.次の仕事が決まっていない

「辞めても転職先が見つからなかったらどうしよう」という不安は大きいものです。私も、会社を辞めた後の人生が具体的に見えていたわけではありません。

2.収入がなくなるのが怖い

生活費がある以上、勢いだけで退職できないのは当然です。だからこそ、退職するかどうかを決める前に、自分の固定費や貯金を把握することが重要になります。

3.上司や社長に言い出せない

普段から強い上下関係の中にいるほど、「辞めます」の一言は重くなります。私も最後に社長へ電話をかけるまで、何度もためらいました。

4.同僚に迷惑がかかると思ってしまう

人手不足の職場ほど「自分が抜けたら同僚が困る」と考えてしまいます。責任感が強い人ほど、ここで退職をためらいがちです。ただ、人員を確保し、誰かが辞めても仕事が回る体制を作るのは会社側の役割です。

5.「もう少し頑張れる」と考えてしまう

私の場合は「3年は耐える」と自分で決めたことが、結果的に辞めるという選択肢を自分で狭めていました。目標を持つことと、危険な環境に耐え続けることは別です。

ブラック企業を辞めたいなら、まずこの7つをやる

明日すぐ会社を辞める必要はありません。まずは「辞めるか、耐えるか」の二択から離れて、外へ動く準備を始めてください。

1.「辞める・辞めない」を決める前に求人を見る

最初から退職を決断する必要はありません。求人を見る、転職サイトを開く、転職支援サービスに相談する。それだけでも、今の会社以外の選択肢が具体的になります。

辞める前に、まず「外の選択肢」を知っておく

若手・第二新卒で次の仕事に迷っているなら、UZUZでキャリアの選択肢を相談できます。今すぐ退職を決めていなくても大丈夫です。

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2.毎月いくらあれば生活できるか計算する

家賃、食費、通信費、ローンなどを一度書き出し、「最低いくら必要か」を数字にします。漠然とした不安は、数字にすると対策を考えやすくなります。

3.勤怠や給与明細などを手元で確認できるようにする

退職を考え始めたら、給与明細、雇用契約書・労働条件通知書、勤怠記録、会社との重要なやり取りなど、自分の労働状況を確認できる資料を整理しておくと安心です。

※未払い賃金や退職時期など個別の法的判断が必要な場合は、労働基準監督署や弁護士など専門機関への相談を検討してください。

4.「愚痴を言う」から「行動を宣言する」に変える

友人や家族に「うちの会社ブラックなんだよね」と話すだけでは、状況そのものは変わりません。私も会社への不満を口にすることはありました。

それよりも、「今月中に求人を10件見る」「職務経歴書を作る」「○月までに退職について考える」と、次の行動を言葉にする方が前へ進みやすくなります。

5.退職希望日を仮で決める

「いつか辞めたい」には期限がありません。実際にその日に辞めるかは後から調整できます。まずはカレンダーに仮の日付を置き、そこから逆算して準備を始めます。

6.退職の意思を伝える

私の場合、最後は社長に直接電話をしました。ただ、その電話をかける直前まで怖かったです。

そこで私は「12時になったら電話する」と決めました。そして12時になった瞬間、社長へ電話をかけました。

勇気が湧いてから行動したのではありません。時間を決めて、怖いまま電話しました。

そのときの詳しい経緯は、3年間働いた実体験の記事にまとめています。

7.辞めた後ではなく、辞める前から次を探す

「辞めてから考える」しか方法がないわけではありません。在職中から求人を見たり、転職活動の流れを調べたりすることで、退職後への不安を小さくできます。

初めて転職活動をする場合は、転職の始め方完全ガイドも参考にしてください。

ブラック企業を辞めるのは「逃げ」なのか

私は3年間耐えました。

だからこそ今は、耐えた年数と、その人の価値は関係ないと思っています。

1年でも、半年でも、3ヶ月でも、自分の生活や将来に大きな悪影響が出ているなら、環境を変えることを考えていい。長く耐えることそのものを目的にする必要はありません。

ここは、少し図太くなってください。

結局、自分の人生です。人手不足だろうが、あなたが辞めて一時的に同僚が困ろうが、そこまで背負う必要はありません。会社の人手不足を解消するために、あなたの人生があるわけではありません。

周りにどう思われるかより、数年後の自分が「あのとき動いてよかった」と思える選択をしてください。会社のために自分を壊す必要はありません。

辞めるか迷っている今こそ、一度「外」を見てみる

勢いだけで会社を辞める必要はありません。UZUZは、第二新卒・既卒・フリーターなど20代の就職・転職を支援するサービスです。今の会社にいるうちに、自分にはどんな選択肢があるのかを知っておくだけでも次の一歩は変わります。

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辞めた後の転職が不安な人へ

「短期離職になる」「職歴に傷がつく」と考えて、動けなくなる人もいます。

もちろん、退職理由や次の会社選びを何も考えなくていいわけではありません。ただ、短期離職だけで今後のキャリアがすべて決まるわけでもありません。

まとめ|辞めたいと思った今日から1つだけ動く

明日、会社を辞める必要はありません。

でも、今日と同じ生活を半年後も続けたくないなら、何か一つだけ変えてください。

  • 求人を1件見る
  • 毎月の生活費を計算する
  • 職務経歴書を作り始める
  • 信頼できる人に次の行動を話す

私の場合、会社を辞める最後の一歩は、社長への一本の電話でした。

でも、本当の意味で会社を辞め始めたのは、その電話をかけた日ではありません。

「このままでは終わりたくない」と思って、今いる会社の外に選択肢を探し始めたときだったと思います。

まずは今日、できることを一つだけ始めてみてください。


体験・執筆:トミー|ブラック企業を3年耐えた人

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